テーマ:小説

『マーチ博士の四人の息子』 殺人者の日記を見つけたら

小説(ミステリ)『マーチ博士の四人の息子』1992年 フランス ブリジット・オベール著 堀茂樹・藤本優子訳 ハヤカワ文庫 1997年2月28日発行 2015年6月15日12刷 2017年12月2日(土)購入 2017年12月2日(土)読了 (注意!)ネタバレあり 医者のマーチ博士の大きな邸宅で住み込みで働くメイドのジニー…
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『ジャンパー ━跳ぶ少年━ 上下巻』 世界貿易センタービルにて

小説(SF)『ジャンパー ━跳ぶ少年━ 上下巻』JUMPER 1992年 アメリカ スティーヴン・グールド著 公手成幸(くで しげゆき)訳 ハヤカワ文庫SF 1997年10月31日発行 2017年11月21日(火)読了 (注意!)ネタバレあり。映画版『ジャンパー』のネタバレもあり。 ダグ・ラーマン監督の映画『ジャンパー』(…
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『ローダンNEO 1 スターダスト』 ドイツ人はどいつだ?

小説(SF)『ローダンNEO 1 スターダスト』2011年 ドイツ フランク・ボルシュ著 柴田さとみ訳 ハヤカワ文庫SF 2017年7月25日発行 2017年11月18日(土)読了 (注意!)ネタバレあり ドイツで半世紀以上に亘って刊行され続けている『宇宙英雄ローダン』シリーズのリプート版第1作。勿論、オリジナルの方も好評…
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カズオ・イシグロを読む1『遠い山なみの光』

小説『遠い山なみの光』A PALE VIEW OF HILLS 1982年 イギリス カズオ・イシグロ著 小野寺健訳 ハヤカワepi文庫 2001年9月15日発行 2015年12月25日9刷 2017年10月9日(月)読了 (注意!)ネタバレあり〼 今年度のノーベル文学賞をカズオ・イシグロが受賞した。彼の小説…
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『木曜日だった男 一つの悪夢』

小説『木曜日だった男 一つの悪夢』THE MAN WHO WAS THURSDAY:A NIGHTMARE 1908年 イギリス G・K・チェスタトン著 南條竹則訳 光文社古典新訳文庫 2008年5月20日初版第1刷発行 2017年9月5日(火)読了 (注意!)ネタバレあり 初読。無政府主義者たちの秘密結社に潜入した刑事に…
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『英国諜報員アシェンデン』

小説『英国諜報員アシェンデン』ASHENDEN OR THE BRITISH AGENT 1928年 サマセット・モーム著 金原瑞人訳 新潮文庫 平成29年7月1日発行 平成29年9月2日(土)購入 平成29年9月3日(日)読了 (注意!)ネタバレあり。 初めて読む。「地味」とか「あまり事件が起きない」とか「スパイの日常が淡…
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『ねじの回転』 恥さらしの悲惨な女

小説『ねじの回転』THE TURN OF THE SCREW 1898年 ヘンリー・ジェイムズ著 小川高義訳 新潮文庫 平成29年9月1日発行 平成29年9月1日(金)購入 平成29年9月2日(土)読了 (注意!)ネタバレあり。 新訳本が発行されたので即購入。早速読んでみた。 2年前に光文社古典新訳文庫に入っている土屋敏雄…
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『宇宙戦争』 火星人占領下の地球に生きる

小説(SF)『宇宙戦争』THE WAR OF THE WORLD 1898年 イギリス H・G・ウエルズ著 斉藤伯好訳 ハヤカワ文庫SF 2005年4月15日発行 2017年7月22日(土)読了 (注意!)ネタバレあり。 H・G・ウェルズの古典的名作SF。久々の再読。大まかなストーリーは覚えているし、2本の映画版も観ている…
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『ジュスチーヌまたは美徳の不幸』 美徳が高くつくことはよくある話だ

小説『ジュスチーヌまたは美徳の不幸』1791年 フランス マルキ・ド・サド著 植田祐次訳 岩波文庫 2001年1月16日第1刷発行 2017年7月30日(日)読了 (注意)ネタバレあり 表紙に、本邦初訳とあったので、「あれ、そうするとぼくが高校時代に読んだ澁澤龍彦訳の『美徳の不幸』っていうのは何だったんだろう?」という疑問…
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ハーラン・エリスン『死の鳥』 鞭打たれた者たちの声なき絶叫

小説(短編集)『死の鳥』ハーラン・エリスン著 伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫SF 2016年8月15日発行 2016年9月17日(土)読了 (注意!)ネタバレあり。 日本で独自に編集された短編集。待望の、と言いたいところだが、些か待たされすぎてどうもいまひとつ気合が入らない。短編全10編。確かにハーラン・エリスンにしか書けないユ…
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新海誠を読む1『小説 君の名は。』 大事な人。忘れちゃだめな人。忘れたくなかった人。

『小説 君の名は。』新海誠著 2016年6月25日初版発行 2016年8月15日8版発行 2016年9月3日(土)読了 (注意!)ネタバレあり。アニメ『君の名は。』のネタバレもあり。 アニメ映画『君の名は。』の監督が、映画製作と同時進行で執筆した小説版。原作と言っていいのか、ノベライズなのか、微妙だと著者もあとがきで書いて…
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『シャーリイ・ジャクスン短編集 なんでもない一日』 善意と悪意のゲーム

小説(短編集)『シャーリイ・ジャクスン短編集 なんでもない一日 』シャーリイ・ジャクスン著 市田泉訳 創元推理文庫 2015年10月30日初版 2016年8月16日(火)読了 (注意)ネタバレあり。 短編集。短編小説23編とエッセイ5編収録。どれも面白く読むが、残念ながら名作「くじ」程のインパクトがあるものはない。どうして…
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『命売ります』

小説『命売ります』1968年 三島由紀夫著 ちくま文庫 1998年2月24日第1刷発行 2015年12月5日第26刷発行 2016年8月12日(金)読了 (注意)ネタバレあり。『天人五衰 第二巻奔馬』のネタバレもあり。 三島由紀夫がエンタテインメントに徹して書いた小説、ではあるが、これもまぎれもなく三島由紀夫文学である。む…
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『すばらしい新世界』 ディストピアにシェイクスピアを

小説『すばらしい新世界』ERAVE NEW WORLD 1932年 イギリス オルダス・ハクスリー著 黒原敏行訳 光文社古典新訳文庫 2013年6月20日初版第1刷発行 2016年7月31日(日)読了 (注意!)ネタバレあり。 『一九八四年』を読んだので、ディストピア小説として並び称される『すばらしい新世界』も読んでみた。…
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『一九八四年』 戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり

小説『一九八四年 [新訳版]』NINETEEN EIGHTYーFOUR 1949年 ジョージ・オーウェル著 高橋和久訳 ハヤカワepi文庫 2009年7月25日発行 2014年8月15日21刷 2016年7月25日(月)読了 (注意!)ネタバレ、オチバレあり。 ディストピアものの古典的作品として有名な小説ではあるけれど、い…
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三島由紀夫『天人五衰 豊饒の海・第四巻』を読む

小説『天人五衰 豊饒の海・第四巻』三島由紀夫著 新潮文庫 昭和52年11月30日発行 平成17年10月15日42刷 2016年7月18日(月)読了 (注意!)ネタバレあり。『春の雪』『奔馬』『暁の寺』のネタバレもあり。 『豊饒の海四部作』の最終巻。76歳になった本多繁邦は、旅先で16歳の少年安永透と出会う。透が、松枝清顕の…
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三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海・第三巻』を読む

小説『暁の寺 豊饒の海・第三巻』三島由紀夫著 新潮文庫 昭和52年10月30日発行 平成21年11月30日55刷 2016年7月18日(月)読了 (注意!)ネタバレ、オチバレあり。『春の雪』『奔馬』のネタバレもあり。 飯沼勲の自刃から7年、47歳になった本多繁邦は弁護士の仕事でタイにいた。時は昭和16年秋。 本多繁邦はそ…
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三島由紀夫『奔馬 豊饒の海・第二巻』を読む

小説『奔馬 豊饒の海・第二巻』三島由紀夫著 新潮文庫 昭和53年8月30日発行 平成17年12月20日53刷 平成28年7月17日(日)読了 (注意!)ネタバレ、オチバレしています。『春の雪 豊饒の海・第一巻』のネタバレもしています。 昭和七年、本多繁邦は三十八歳になった。 というのが、この小説の書きだしの一行である。こ…
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三島由紀夫『春の雪 豊饒の海・第一巻』を読む

小説『春の雪 豊饒の海・第一巻』 三島由紀夫著 新潮文庫 平成24年6月20日78刷 2016年7月14日(木)読了 (注意!)ネタバレ、オチバレあり。 三島由紀夫最後の長編『豊饒の海四部作』の第一巻『春の雪』である。 時代は大正元年から三年にかけて。美少年の誉れ高い学習院高等部の松枝清顕(まつがえきよあき)は、松枝侯爵…
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『O(オー)嬢の物語』 奴隷状態における幸福

小説『O(オー)嬢の物語』1954年 フランス ポーリーヌ・レアージュ著 澁澤龍彦訳 河出文庫 1992年6月4日初版発行 2007年9月20日32刷発行 2016年5月1日(日)読了 SM文学の古典的名作。随分久々に再読。 若い女性O(オー)が、恋人である若い男ルネに誘われて、ある館に連れて行かれる。そこでOは、何人もの…
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シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』を読む

小説『ずっとお城で暮らしてる』WE HAVE ALWAYS LIVED IN THE CASTLE 1962年 アメリカ シャーリイ・ジャクスン著 市田泉訳 創元推理文庫 2007年8月24日初版 2015年10月9日9版 2015年12月6日(日)読了 (注意!)ネタバレあり。『山荘綺談』のネタバレもあり。 傑作。 あ…
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乾くるみを読む1 『イニシエーション・ラブ』 アインシュタインの世界

小説『イニシエーション・ラブ』2004年 乾くるみ著 文春文庫 2007年4月10日第1刷 2012年5月10日第36刷 2015年6月7日(日)読了 (注意!)以下の文章において小説および映画の『イニシエーション・ラブ』のネタバレ、オチバレしています。未読の方、未見の方は絶対に読まないでください。 映画が面白かったので原…
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山田太一を読む1 『空也上人がいた』 老後の愉しみ

小説『空也上人がいた』山田太一著 朝日新聞出版 2011年4月30日第1刷発行 2015年6月8日(月)読了 (注意!)ネタバレあり 27歳の中津草介は、特別養護老人ホームでヘルパーとして働いていたが、ある日、廊下で躓いて押していた車椅子のおばあさんは外に投げ出されてしまう。外傷はなかったようだが、おばあさんは6日後に死ぬ…
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ヴィクトル・ユゴーを読む5 『レ・ミゼラブル 第5巻』 第五部 ジャン・ヴァルジャン

小説『れ・ミゼラブル 第5巻』ヴィクトル・ユゴー著 鈴木朔訳 新潮文庫 1967年9月25日発行 2013年1月25日45刷 2015年6月6日(土)読了 (注意!)ネタバレあり この大長編もこの第5巻にておしまい。仕事が忙しかった時期に重なったので全5巻読了までに1カ月以上かかってしまった。でも、読んでよかった。滅法面白…
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ヴィクトル・ユゴーを読む4『レ・ミゼラブル第4巻』第四部プリュメ通りの牧歌とサン・ドニ通りの叙事詩

小説『レ・ミゼラブル 第4巻』ヴィクトル・ユゴー著 佐藤朔訳 新潮文庫 1967年8月20日発行 2012年11月30日45刷改版 2015年5月31日(日)読了 (注意!)ネタバレあり。登場人物の生死についても書いていますのでこの小説を未読の方は以下の文章を読まない方がいいと思います。 この大長編もいよいよ佳境に入った。…
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『暗黒神ダゴン』 マゾヒストとしての究極の悦び

小説『暗黒神ダゴン』DAGON 1968年 アメリカ フレッド・チャペル著 尾之上浩司訳 創元推理文庫 2000年8月25日初版 2006年4月28日再版 2015年5月17日(日)読了 (注意!)ネタバレあり この小説を未読の方はまず小説を読んでから以下の文章を読んでください 基本的にぼくは予備知識を入れずに小説を読む。…
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ヴィクトル・ユゴーを読む3 『レ・ミゼラブル 第3巻』 第三部 マリユス

小説『レ・ミゼラブル 第3巻』ヴィクトル・ユゴー著 佐藤朔訳 新潮文庫 1967年8月25日発行 2013年8月5日51刷 2015年5月16日(土)読了 (注意!)ネタバレ大いにあり 第3巻は、「第三部 マリユス」と題して、初めて登場してきた青年マリユスが主人公の物語。 このマリウスの生い立ちから今に至るまでの人生、彼…
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ヴィクトル・ユゴーを読む2 『レ・ミゼラブル 第2巻』 第二部コゼット

小説『レ・ミゼラブル 第2巻』1862年 フランス ヴィクトル・ユゴー著 佐藤朔訳 新潮文庫 1967年6月30日発行 2013年3月25日56刷 2015年5月5日(火)読了 (注意!)ネタバレあり 第一部のラストで無実の人間を助けるため、自分の正体を法廷で明らかにしたジャン・ヴァルジャンは再び逃亡の旅へ、という最高に盛…
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ヴィクトル・ユゴーを読む1 『レ・ミゼラブル 第1巻』 第一部 ファンチーヌ

小説『レ・ミゼラブル 第1巻』1862年 フランス ヴィクトル・ユゴー著 佐藤朔訳 新潮文庫 1967年5月10日発行 2007年12月25日67刷 2015年4月17日(金)読了 (注意!)ネタバレあり 小学校高学年くらいの時に子ども向けにリライトされたヴァージョンは読んだことはあるが、大人向けに完訳されたものは読んだこ…
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ブッツァーティを読む1 『神を見た犬』 ふしぎなポケット

小説(短編集)『神を見た犬』ディーノ・ブッツァーティ著 関口英子訳 光文社古典新訳文庫 2007年4月20日初版第1刷発行 2015年3月28日(土)読了 (注意!)ネタバレあり。 イタリアの作家ディーノ・ブッツァーティの短編集。22編収録。正直言って玉石混交。というか、結構宗教絡みの話が多く、それらの作品の面白さが今一つ…
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