テーマ:ミステリ

麻耶雄嵩『隻眼の少女』 兇業の娘

小説(ミステリ)『隻眼の少女』麻耶雄嵩著 文藝春秋 2010年9月30日第1刷発行 2011年1月20日第3刷発行 2019年11月28日(木)読了 (注意!)ネタバレあり 麻耶雄嵩という人の本を読むのは初めて。隻眼の美少女探偵が主人公というのに惹かれて読んでみた。 ひなびた温泉宿がある地方の小さな村。その村には災いが起…
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『そしてミランダを殺す』

ミステリ『そしてミランダを殺す』THE KIND WORTH KILLING 2015年 アメリカ ピーター・スワンソン著 務台夏子訳 創元推理文庫 2018年2月23日初版 2019年8月14日(水)読了 (注意!)ネタバレあり 空港で出会った見知らぬ男女(男はテッド、女はリリー)は親しくなり会話していくうちに何故か殺…
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『わらの女』 

小説(ミステリ)『わらの女』1954年 フランス カトリーヌ・アルレー著 橘明美訳 創元推理文庫 2019年7月31日初版 2019年8月13日(火)読了 (注意!)ネタバレあり 非常に有名で評価が高いミステリの古典だが、実は読むのは初めて。65年も前の作品だから結構古びているかと思いきや、今読んでもやっぱり面白い。凄くシ…
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『世界推理短編傑作集 全5巻』 奇妙な味のスイーツ

アンソロジー(ミステリ)『世界推理短編傑作集 全5巻』江戸川乱歩編 創元推理文庫 新版・改題2018年7月13日初版(第1巻)~2019年4月26日初版(第5巻)初版 2019年(令和元年)5月3日(金)読了 伝説的であり、今もなお読み継がれているアンソロジーのリニューアル版。『世界短編傑作集』というタイトルで出ていたものを改題…
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『世界推理短編傑作集 第4巻』 

アンソロジー(ミステリ)『世界推理短編傑作集 第4巻』江戸川乱歩編 創元推理文庫 新版・改題2019年2月15日初版 2019年2月23日(土)読了 (注意!)ネタバレあり アンソロジーリニューアル版。短編全9編収録。 「オッターモール氏の手」(1929年)トマス・バーク シリアルキラーを描くサイコミステリの古典的…
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『死者の中から』

小説(ミステリ)『死者の中から』1953年 フランス ボアロー/ナルスジャック著 日影丈吉訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1977年6月15日発行 2019年1月31日(木)読了 (注意!)ネタバレあり アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『めまい』の原作小説。初めて読む。 映画の方は、随分昔、リバイバル公開の時に映画館で観…
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『技師は数字を愛しすぎた』

小説(ミステリ)『技師は数字を愛しすぎた』1958年 フランス ボワロ&ナルスジャック著 大久保和郎訳 創元推理文庫 1960年3月25日初版 新版2012年4月27日初版 2019年1月29日(火)読了 (注意!)ネタバレあり フランスのミステリ作家コンビであるボワロ&ナルスジャックの作品。 以前から非常に意味深なタイ…
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『世界推理短編傑作集 第2巻』 奇妙な味、その他の味

ミステリ(アンソロジー)『世界推理短編傑作集 第2巻』江戸川乱歩編 創元推理文庫 新版・改題2018年9月14日初版 2018年11月17日(土)読了 (注意!)ネタバレあり 20世紀初頭の20年くらいの期間に書かれた推理短編の中から傑作(と呼ばれる)9編を収録。いずれも面白く読む。ただ、やはり100年前後の時が経っている…
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『刑事マルティン・ベック 笑う警官』 スウェーデン・ストックホルムの闇

『刑事マルティン・ベック 笑う警官』1968年 スウェーデン マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー著 柳沢由実子訳 角川文庫 2018年4月3日(火)読了 (注意!)ネタバレあり 初めて読んだ。 ちょうど半世紀前に刊行されたスウェーデンのミステリだが、今読んでも十分面白かった。 1967年11月13日の夜、スウェ…
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『マーチ博士の四人の息子』 殺人者の日記を見つけたら

小説(ミステリ)『マーチ博士の四人の息子』1992年 フランス ブリジット・オベール著 堀茂樹・藤本優子訳 ハヤカワ文庫 1997年2月28日発行 2015年6月15日12刷 2017年12月2日(土)購入 2017年12月2日(土)読了 (注意!)ネタバレあり 医者のマーチ博士の大きな邸宅で住み込みで働くメイドのジニー…
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『だれがコマドリを殺したのか?』 私、と彼女が言った。

小説(ミステリ)『だれがコマドリを殺したのか?』WHO KILLED COCK ROBIN?(WHO KILLED DAIANA?) 1924年 イギリス イーデン・フィルポッツ著 武藤崇恵訳 創元推理文庫 2015年3月13日初版 2015年6月5日4版 2017年4月1日(土)読了 (注意!)ネタバレあり アガサ・クリ…
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『そして誰もいなくなった』&『そして誰もいなくなった』 芸術としての殺人

『そして誰もいなくなった』 (注意!)ネタバレあり。日本製ドラマ版の感想を中心に原作小説にも言及していく。 ドラマの冒頭、「孤島で10人の男女の殺害された遺体が発見された」旨のナレーションが入り、警察の捜査関係者が島に向かう様子が描かれる。まずここで、「いかんなあ」と思ってしまった。何故、ドラマの初っ端から自らネタバレやるか…
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『そして誰もいなくなった』&『そして誰もいなくなった』 この世でいちばん罪深い殺人者

小説(ミステリ)『そして誰もいなくなった』AND THEN THERE WERE NONE 1939年 イギリス アガサ・クリスティー著 青木久惠訳 ハヤカワ クリスティー文庫 2010年11月15日発行 2015年4月25日13刷 2017年3月28日(火)読了 テレビドラマ『そして誰もいなくなった』原作:アガサ・クリスティー…
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『長いお別れ』 不思議の国のフィリップ・マーロウ

ミステリ『長いお別れ』THE LONG GOODBYE 1954年 アメリカ レイモンド・チャンドラー著 清水俊二訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1976年4月30日発行 2009年11月15日73刷 2017年2月27日(月)読了 (注意!)ネタバレあり。 初めて読んだ。若い頃、読もうとして読みかけたが何だかつまらないので途…
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『解雇手当』 そして、悲鳴をあげた

ミステリ『解雇手当』SEVERANCE PACKAGE 2008年 アメリカ ドゥエイン・スウィアジンスキー著 公手成幸(くで しげゆき)訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2009年6月15日発行 2017年2月21日(火)読了 (警告!)ネタバレあり。 冒頭、一人の男が妻の作ったポテトサラダを食べて死んでしまうシーンがある。死…
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『その女アレックス』 マルグリッド・デュラスを読む女

ミステリ『その女アレックス』Alex 2011年 フランス ピエール・ルメートル著 橘明美訳 文春文庫 2014年9月10日第1刷 2017年2月20日(月)読了 (警告!)ネタバレあり。この小説を未読の方は以下の文章を絶対にお読みにならないようにお願いいたします。 ベストセラーになり、作品としても評価が高いミステリ。今さ…
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リチャード・スターク『汚れた7人』を読む

小説(ミステリ)『汚れた7人』The Seventh 1966年 リチャード・スターク著 小菅正夫訳 角川文庫 1971年6月4日初版発行 2008年9月25日改版初版発行 2015年12月1日(火)読了 (注意!)ネタバレ、オチバレあり。 「悪党パーカー」シリーズの1編。このシリーズは10作くらい読んでいるが、今作を読む…
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「脳男」 マッド・ボンバー

小説「脳男」2000年 首藤瓜於(しゅどう うりお)著 講談社 2000年9月11日第1刷発行 2013年2月2日(土)読了 第46回江戸川乱歩賞受賞作。 2月9日公開の映画の原作。映画を観る前に読みたくなったので買い求めた。 冒頭、いきなり警察がある事件の容疑者の隠れ家を包囲しているところから始まる。このあたりからいか…
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「葉桜の季節に君を想うということ」 また騙された

小説(ミステリ)「葉桜の季節に君を想うということ」2003年 歌野晶午著 文藝春秋 2003年3月30日第1刷 2003年12月10日第2刷 2012年11月13日(火)読了 傑作との評判の高い作品だが読むのは初めて。 評判通り実に面白いミステリだった。 作者の仕掛ける叙述トリックが鮮やかに決まっている。 まさか登場人物た…
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「ハヤカワミステリマガジン 2012年2月号」 アジア・ミステリへの招待

雑誌「ハヤカワミステリマガジン 2012年2月号」早川書房 2011年12月24日(土)発売 2011年12月25日(日)購入 くまざわ書店アリオ西新井3F 定価920円 2012年1月4日(水)読了 この前、「SFマガジン」全ページ読破というのをやってみたら、案外楽しかったので今度は「ミステリマガジン」を久しぶりに買ってきて、…
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「夜行観覧車」 

小説(ミステリ)「夜行観覧車」2010年 湊かなえ著 双葉社 2010年6月6日第1刷発行 2011年1月4日(火)読了 読書時間120分 湊かなえの小説を読むのは4冊目。すらすらと読めてそこそこ面白いのだが、それ以上のものは何もない。 ある殺人事件を周囲の人々のさまざまな視点から描いていくという手法自体が、「またか。」と思わ…
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「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸」 嘘だけど。

小説(ライトノベル)「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸」2007年 入間人間著 発行:アスキー・メディアワークス 発売:角川グループパブリッシング 電撃文庫 2007年6月25日初版発行 2010年12月3日26版発行 2010年1月1日(土)読了 読書時間137分 これは物凄い傑作である。日本文学史上に残る名…
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「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上下巻)」 女を憎む男たち

小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上下巻)」2005年 スウェーデン スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳 早川書房 2008年12月15日初版発行 2010年8月7日(土)購入 BOOK・OFFパサージオ西新井店 価格(上下巻)各850円 2010年8月23日(月)読了 スウェーデンのミステリを読む…
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「ミステリ十二か月」 ミステリの鬼

エッセイ(ミステリ)「ミステリ十二か月」2004年 北村薫著 中央公論新社 2004年10月25日初版発行 2010年3月12日(金)購入 BOOK・OFF梅島駅前店 価格500円 2010年6月8日(火)読了 ミステリに関するエッセイ・評論・対談(二つ)で構成された4部形式の本。 まず第1部は、読売新聞に連載された「北村薫…
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「贖罪」 つぐないって、なにをすることなのかな?

小説(ミステリ)「贖罪」2009年 湊かなえ著 東京創元社 2009年6月15日初版 2010年2月14日(日)購入 高田書店(古本屋) 価格100円 2010年6月5日(土)読了 「つぐないって、なにをすることなのかな? 美少女殺害事件から三年後、 投げつけられた激情の言葉が、 彼女たちの運命を変えた。」(帯より) …
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「少女」 因果の果て

小説(ミステリ)「少女」2009年 湊かなえ著 早川書房 2009年1月25日初版発行 2010年2月14日(日)購入 高田書店(古本屋) 価格100円 2010年5月30日(日)読了 「告白」の湊かなえの作品。「告白」は粗が目立ちどうにも好きになれない作品だったが、登場人物がみんな嫌な奴で何とも言えない不快感が読後に残るところ…
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「犯人に告ぐ」 犯人よ、今夜は震えて眠れ

小説(ミステリ)「犯人に告ぐ」2004年 雫井脩介著 双葉社 2004年7月30日第1刷発行 2010年2月23日(火)読了 読書時間230分 「犯人よ、今夜は震えて眠れ」(334ページ、帯より) 「連続児童殺人事件 姿見えぬ犯人に警察はテレビ局と手を組んだ。 史上初の、劇場型捜査が始まる!」(帯より) 面白い。久々…
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「告白」 復讐するは我にあり

小説「告白」2008年 湊かなえ著 双葉社 2008年8月10日第1刷発行 2009年2月12日第20刷発行 2010年1月3日(日)購入 BOOK・OFF梅島駅前店 価格105円 2010年1月3日(日)読了 読書時間110分 第29回小説推理新人賞受賞 週刊文春‘08年ミステリーベストテン第1位 2009年版このミステリ…
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「殺意のシナリオ」

小説「殺意のシナリオ」THE LAST OF PHILIP BANTER 1947年 J.F.バーディン著 宮下嶺夫訳 小学館 2003年12月20日初版第一刷発行 2009年10月7日読了 「妄想か!? 現実か!? 平凡なサラリーマンのオフィスに置かれていたタイプ原稿には、彼の最近の行動と告白、そしてこらから起きる未来の出来…
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「ダ・ヴィンチコード」 ミッキーマウスの腕時計を持つ男

小説「ダ・ヴィンチコード」(上・下巻)THE DA VINCI CODE 2003年 ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 角川書店 2004年5月30日初版発行 2009年5月16日読了 読書時間330分 休日の午後、330分で一気読み。なかなか楽しめる娯楽作品だった。ただ大傑作とまでは呼べない、残念ながら。 まずメインアイデア…
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