「プロフェッショナル 仕事の流儀(最終回) 脚本家・遊川和彦」 夏菜を待ちながら

テレビ(ドキュメンタリー)「プロフェッショナル 仕事の流儀(最終回) 脚本家・遊川和彦」語り:橋本さとし 貫地谷」しほり
2012年9月24日(月)22時~22時50分放送・鑑賞 NHK総合テレビ

遊川和彦 56歳 脚本家。

「女王の教室」や「家政婦のミタ」を生み出した男が、どんな人間か少なからず興味があり、観てみた。
この番組の中心となるのは、遊川和彦が現在手掛けているNHKの朝の連続テレビ小説「純と愛」の撮影の様子である。
脚本を書いているところを映してほしくない、という遊川和彦は沖縄でのロケ撮影やセット撮影に顔を出し、ついでに俳優の演技にも口を出すところを映し出される。つまり本来の自分の領分以外のところなら映されていいということだろう。普段からこんな調子なのか、この番組用の「演技」なのか知らないが、自己顕示欲が強く毒舌家というキャラ全開で観ていると非常に楽しい。ただ、勝手な口出しされる演出家が本当のところどう思っているか知りたくなった。
「声が出ていない」とか「自己管理がなっていない」とか遊川和彦の毒舌の集中砲火を浴び続けるのは、主役を演じる夏菜(なつな)だ。ついには耐え切れず涙を流してしまう。自分の演技力がまだ未熟なことが悔しい、という涙。確かにオッパイの大きさと一生懸命さは伝わってくるが、それだけじゃ主役は務まらない。

結局、この番組は遊川和彦という男の強烈なキャラを印象付けることに重きを置いていたようだ。複雑な家庭環境や仕事上の挫折やそこからの再起という「伝記的」部分も面白かった。
一応、この番組は10月から始まる「純と愛」の宣伝を兼ねていたはずなのだが、なんだか登場人物が感情に任せて怒鳴り散らすシーンばかりが映し出されていたので放送を観る前から悪印象を植え付けられた人もいるのではないか。これじゃあ、ネガティブ・キャンペーンだ。
だが、私はこのネガティブ・キャンペーンに引っかかって、「純と愛」が是非観たくなった。この番組を観る前はそんなことこれっぽっちも思っていなかったのに。
遊川和彦がどこまでやるか、夏菜がどこまで化けるか、大いに楽しみになってきた。
 


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