『僕の心のヤバイやつ 第1巻・第2巻・第3巻』 大好き!!!チョコミントが

マンガ『僕の心のヤバイやつ 第1巻・第2巻・第3巻』桜井のりお著 秋田書店 第1巻2018年12月15日初版発行 第2巻2019年9月15日初版発行 第3巻2020年6月15日初版発行
2020年6月14日(日)読了

(注意!)ネタバレあり

陰キャ少年✖陽キャ少女
極甘スクールラブコメ!!
(第3巻の帯のキャッチコピーより)

う~ん、今は陰(いん)キャ、陽(よう)キャと言うのか、勉強になるな。根暗(ねくら)、根明(ねあか)と言わないのね。いつの話だ。
でも、ラブコメに『僕の心のヤバイやつ』というのはなんだかそぐわないようで違和感ありあり。
興味を持ったので第1巻・第2巻・第3巻と買って読んでみた。

中学2年の男子生徒・市川京太郎には、今最も殺したい女がいる。それは同じクラスの山田杏奈。学校一の美人で雑誌のモデルもやっている女子生徒。京太郎は、彼女の綺麗な白い肌にナイフを突き立て、その綺麗な顔が苦痛に歪むのが見たくてたまらない。そんな妄想をしては自己嫌悪に陥る京太郎だった。だが、昼休みにいつも行く図書室で京太郎はお菓子をむさぼる山田杏奈に出会ってしまう。そこで思いもよらぬ姿を見てしまう。

冒頭からいきなり主人公らしき少年の殺人妄想のモノローグから始まるので驚く。確かにタイトル通り心にヤバイやつを宿している少年だ。この漫画、どういう方向に進むのか、不安にもなる。だが、だんだんこれは非現実の世界に逃避して遊んでいた少年が、現実の生身の少女に出会い、付き合うことによって変わっていく、もしくは成長していく物語だということが分かって来る。ただ、少年の性格はこの上もなくなくネガティブなのでおいそれとは二人の仲は進展しないし、少年も殻から抜け出せない。何しろ3巻まで読んでいってキスはおろか、デートもまだ。3巻のラストでデートらしき約束をするところまでやっとたどり着いたという感じ。
あと、この漫画の大きな特徴として主人公・京太郎の視点からしか見ていないということがあげられる。彼のモノローグで彼の喜怒哀楽、悩み、疑心暗鬼などは様々に語られて行くのだが、杏奈が何を考えているかは、彼女の言動、表情などから類推するしかない。そして類推するのはネガティブ思考の京太郎なので時として杏奈を誤解したり嫉妬したり間違ったりする。
杏奈は、京太郎に好意を持っていて行動しているのは確かなのだが、その好意が友だちとしてなのか恋人としてなのかは分からない。杏奈自身も分かっていないのではないか。
実は二人とも似た者同士なのだろう。二人とも自分の気持ちをきちんと言葉にして相手に伝えるというのが苦手でどうにもうまくいかない。いろいろともたもたしているうちに3巻まで来てしまった感じ。でもそのもたもたした煮え切らない関係性を楽しめるというのがこの漫画の良さだ。

ヒロインの山田杏奈が魅力的に描かれているのもこの漫画の良さ。美人で高身長、モデルやったりテレビに出たりしてるが、傲慢ではなく、ごく普通にクラスメートに付き合う。性格は天然。図書室で禁じられている飲食も気にせずやってしまう図太さ、というか考えのなさ。突然泣き出したりする感情の起伏の激しさ、親しくなると凄くなついてくる純粋なところ、等々。この漫画は杏奈で持っている。それと、杏奈の言動にいちいち突っ込みを入れる京太郎の面白さも欠かせない。ギャグ漫画寄りのラブコメとして楽しめるようになっている。僕の心のヤバイやつ【特装版】 3 (少年チャンピオン・コミックス) [ 桜井のりお ] - 楽天ブックス
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さてこの二人はどうなるのか。

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