『マンガがあるじゃないか わたしをつくったこの一冊』

『マンガがあるじゃないか わたしをつくったこの一冊』河出書房新社編 著者29名 14歳の世渡り術シリーズ 河出書房新社 2016年1月30日初版発行
2018年5月29日(火)読了

「14歳の世渡り術」というシリーズの一冊。
29名の著名人(中には初めて名前を知った人もいるが)が、それぞれの文章でオススメのマンガを紹介する本。オススメのダブりががないので29作について書かれている。何しろ「14歳」を一応想定しているようなので、若い人向けに分かりやすく読みやすい文章になっている。基本的に「ですます」調が多い。
ぼくはもう全然若くないが、それでも非常に勉強になったし、面白かった。勿論、既読のマンガもあるが、有名だが読んだことがないもの、タイトルさえ知らなかったものもあり、紹介文を読んでいると、つくづくマンガは多種多様なんだと思い知らされる。これらのマンガを読まない手はない。
29名の名前とオススメのマンガと作者は、以下の通り。

木皿泉(脚本家)『白エリと青エリ』関根美有
光浦靖子(オアシズ・芸人)『エースをねらえ!』山本鈴美香
ヤマザキマリ(漫画家)『河童の三平』水木しげる
坂東巳之助(歌舞伎役者)『HUNTERxHUNTER』冨樫義博
みなもと太郎(漫画家)『007』シリーズ さいとう・たかお イラスト イアン・フレミング原作
吉川浩満(文筆家)『ダンドリくん』泉昌之
荻原規子(作家)『動物のお医者さん』佐々木倫子
辛酸なめ子(漫画家・コラム二スト)『埼玉県のひみつ』学研まんが
オカリナ(おかずクラブ・芸人)『赤ちゃんと僕』羅川真里茂
中野京子(作家・ドイツ文学者)『火の鳥4 鳳凰編』手塚治虫
中条省平(フランス文学者)『自虐の詩』業田良家
佐渡島庸平(株式会社コルク代表取締役社長)『風雲児たち』みなもと太郎
香山リカ(精神科医)『ロスト ハウス』大島弓子
春風亭一之輔(落語家)『アドルフに告ぐ』手塚治虫
サンキュータツオ(学者芸人)『日出処の天子』山岸凉子
ヨシダナギ(フォト・グラファー)『ちびまる子ちゃん』さくらももこ
細谷佳正(声優)『うしおととら』藤田和日郎
長尾謙一郎(漫画家)『ギャグゲリラ』
佐藤克文(東京大学大気海洋研究所・教授)『釣りキチ三平』矢口高雄
宮田俊哉(kisMyFt2・タレント)『とらドラ!』竹宮ゆゆこ:原作 絶叫:作画 ヤス:キャラクターデザイン
永江朗(フリーライター)『寺島町奇譚』滝田ゆう
高野秀行(ノンフィクション作家)『プロゴルファー猿』藤子不二雄Ⓐ
水島裕(声優・ナレーター)『人間交差点HumanScramble』矢島正雄原作 弘兼憲史作画
西智子(明治大学現代マンガ図書館スタッフ)『三十三間堂外伝』平田弘史
飲茶(作家)『グラップラー刃牙』板垣恵介
大橋智之(北九州市立自然史・歴史博物館 学芸員)『のび太の恐竜』藤子・F・不二雄
奥平邦彦(レポーター・フリーキャスター)『銀の匙SilverSpoon』荒川弘
蒼井ブルー(フォトグラファー・作家)『花男』松本大洋
宇野常寛(評論家)『幕張』木田康昭

当然ながら選者が変わればまた作品群も違ってくるだろう。やや年齢層高め(中年世代?〉という感じ。二十代以下がもっといればどうなっただろうか。マンガ家を始めとして、マンガ関係者・作家・評論家のセレクトも面白いが、それ以外にマンガとは関係ない理系の学者さんも参加していて、ちょっとこの手の物としては珍しく、新鮮で面白い。あれがない、これがないというのも感じるし、ああ、このマンガはこういう読み方もあったのか、と目からウロコの物もあった。
とにかく、既読・未読ひっくるめて29作全部読んで(読み直して)みたくなった。
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