『相棒16 第2話 検察捜査~反撃』 浴衣と風呂敷の推理問題

ドラマ『相棒16 第2話 検察捜査~反撃』脚本:輿水泰弘 監督:橋本一 出演:水谷豊 反町隆史 川原和久 山中崇史 中村俊介 中村ゆり 田辺誠一
2017年10月25日(水)放送 テレビ朝日

(注意!)ネタバレあり

第1話の続き。三人の妻を殺した容疑を掛けられた平井陽(中村俊介)の事件を杉下右京(水谷豊)が解き明かす。
といっても、2週連続で放送時間拡大スペシャルなのに、第2話の最後まで見ても、まだまだ全容解明まで行きつかない。それほど重大な事件とも思えないのに、ここまで引っ張るか、と呆れるが、そこが如何にも『相棒』らしいと言える。緻密に見えておおざっぱ。変な所にこだわってやたら時間を掛けたり、思いもよらぬ展開で視聴者を翻弄したりやりたい放題。それが『相棒』テイスト、ひいては杉下右京の流儀でもある。

今回の杉下右京の推理の重要点は、「何故、容疑者・平井陽は被害者である妻が着ていた浴衣を焼却処分しなかったのか」ということ。ここは、非常に面白かった。本来、その浴衣は証拠品になりうるものだし、それに不要なものは何でも焼却することが信条(自宅の庭に焼却炉がある!)である平井陽に似つかわしくない。もっと言えば、そもそも大金持ちでなんでも高級品を妻に買い与えていた彼が、何故、さして高級品でない浴衣を妻に着せていたのか。これは、非常に魅力的な謎であり、その謎解きも極めて明快で面白い。

(警告!)ネタバレあり

実は、妻は浴衣姿で殺されたのではなく、普通の服を着ていた。だが、突発的に平井陽が殺したので、それを事故死に見せかけるために浴衣に着替えさせたのである。慣れない浴衣を来た妻が階段から転がり落ちた、というストーリーをでっちあげるために。突発的なので、自宅に浴衣はなく、仕方なく顧問弁護士(中村ゆり)に連絡してスーパーで買ってこさせた。浴衣が安物だったのもそういう理由。
些細な違和感(安物の浴衣、それを包む高級な風呂敷)から推理して真相に辿り着く杉下右京に感心する。

ま、リアルに考えれば、顧問弁護士にすぎないのに、雇用主の殺人の事後共犯になって証拠隠滅や犯人隠避などの犯罪に加担するかなあ、とは思う。何か、深い事情があるのでは、という気になるが、そこまでは今回は描かれず。
死体の服を脱がせて浴衣に着替えさせるのは、二人がかりでも相当大変だとは思う。

で、来週も当然この続きと思ったら、予告編を見ると、どうやら全然別な事件の話らしい。
ま、シーズンのどこかで完全決着するのだろうが。その辺も『相棒』らしい。
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