吉田秋生を読む1 『海街diary1 蝉時雨のやむ頃』 やさしい人

マンガ『海街diary1 蝉時雨のやむ頃』吉田秋生著 小学館フラワーコミックス 2007年5月1日初版第1刷発行 2015年4月29日第23刷発行
2015年6月18日(木)読了

現在公開中の映画『海街diary』の原作マンガ。
映画を見に行きたいんだけど、どうもタイミングが悪く、まだ見ていない。そのかわりと言っては何だが原作を読んでみることにした。これはその第1巻。
三人姉妹が、長い間離れていた父の死をきっかけに、腹違いの妹と暮すようになるという話。で、もう第1話のラストで妹が姉たちのいる鎌倉に引っ越してくるという展開の早さ。変にもったいぶってないところがいい。如何様にでもドロドロの暗い話になりそうなのだが、そういう方向にはいかない。結構後味がいい。シリアス一辺倒にならず、いかにもマンガチックな姉妹の会話でユーモアを醸し出しているのがとてもいい。ただ、それがおふざけにならないバランスの良さ。そしてここぞというところで泣かせてくれる。第1話の途中、63ページのコマを見た時には思わず目がウルウルとなってしまった。この年になってもまだ少女マンガで泣ける感受性があるとは、ぼくもまんざら捨てたもんじゃない。

これは長編と言うよりも連作短編集と言う趣がある。1話ごとにオチがあり、まとまっている。ずっと4姉妹の話かと思っていたら第3話では、腹違いの妹すずが主人公の話になっていて、他の姉妹は登場しない。へえ~、こういう構成なのか。唯好みから言えば、4姉妹が揃った方が色々なキャラがあって面白い。
ちなみに第3話は、中学生でサッカー少女のすずが、サッカーチームに入る話。そこで仲間の一人が腫瘍のため片足切断という悲劇が描かれる。途轍もなく重く暗い話題だけど、どこかに希望を感じさせる話になっていて救いがある。

このくらい面白ければ、第2巻以降も読んでみたい。

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小学館
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