『デート ~恋とはどんなものかしら~ 第4話』 恋人はサンタクロースか?

ドラマ『デート ~恋とはどんなものかしら~ 第4話』脚本:古沢良太

(注意!)ネタバレあり

巧の母親「(クリスマスイブは)どうせ『素晴らしき哉、人生』とか見るだけなんでしょ。」

紆余曲折有りながらクリスマスイブのデートに漕ぎつけた依子(杏)と巧(長谷川博己)。ところが巧が長年のニート生活で滅多に外出しないものだから、外でのデートで高熱出してしまい、デートは中止して依子が巧を家に送り届ける。巧の家では、母親が盛大なクリスマスパーティを開いている最中であった。否応なくそれに参加させられる依子。
ちょっと時期を外したクリスマスネタ。現在と過去(20数年前と数日前)を交差させてストーリーを展開させる古沢良太の脚本の妙は相変わらず。お堅い女とニート男によるスクリューボールコメディとして抜群の面白さ。

今回は、松任谷由美の『恋人はサンタクロース』をモチーフにしている。堂々と曲を流して繰り広げられるのは家宅侵入もしくは夜這い。う~ん、これって『恋人はサンタクロース』のオマージュというか、揶揄というか、なかなかに毒がある。松任谷由美は悪くないが、あの曲で「おれはサンタクロースになる」と勘違いした輩がいたのではないかと想像してドラマにするとはさすがである。

依子も巧も思い込みの強さは相当のもの。サンタクロースの実在を確認するために毎年クリスマスイブに部屋の窓を開けている依子、若くして「自分は創作者にはなれない!」「就職はしない!」と自分に見切りをつけてしまった巧。似た者同士ではある。

色々とディテールが面白い。ニートの巧がプレゼントを買おうにもお金がないので『小林多喜二全集』を古本屋に売ってお金を作るとか皮肉が効いている。プロレタリア文学の小林多喜二がネックレスに!あれほど労働者の労苦を描いた小説が、無職のニート男をちょっぴりだけど助けるとは。

『素晴らしき哉、人生』もすっかりクリスマスの定番映画に・・・。いやどうかな。今の若い人知っているかしら。

クリスマスプレゼントも交差して、結局、依子に肩たたき券がプレゼントされるというオチも秀逸。
巧が依子の肩を叩いているうちに性感帯にぶつかり二人は・・・、というエロい展開を妄想したがさすがにそれはなかった。

来週に期待。

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