「純と愛 第2週 ほんとうのかお(第7回)」 いやいやいやいや。

テレビドラマ「連続テレビ小説 純と愛 第2週 ほんとうのかお(第7回)」作:遊川和彦 演出:梛川善郎 音楽:荻野清子 出演:夏菜 風間俊介 森下愛子 速水もこみち 城田優 矢島健一 近藤芳正 吉田羊 渡部秀 黒木華 平泉成 武田鉄矢
2012年10月8日(月)8時~8時15分放送・鑑賞 NHK総合テレビ

第1週の第1回から第6回まで観ちゃったらどうにもやめられなくなってしまった。例えて言えば、ブレーキの効かないジェットコースターに乗ったことに途中から気づいてにっちもさっちもいかなくなってあとは天に任せる、といった感じだろうか。この場合、天というのは、「作」とクレジットされている遊川和彦である。すべて彼の気持ちの赴くままに観る者はひたすら翻弄されていくばかり。それにしても、何故、「脚本」ではなく、「作」なのだろう。

ヒロインが元気がいいのを通り越して躁状態でこの上なくテンションが高いので観ている方は呆気にとられるばかり。加えてヒロインを演じる夏菜が、「熱演」という言葉の意味をはき違えて目玉をくりくりさせて怪演を繰り広げるので暑苦しさは倍増。
「ここまでやるか」である。

この作品のリアリティーの無さを突っ込むことが何だか徒労に思えてくるほどのありえないことの連続だ。
この第7回に限っても、
「ホテルの女性従業員のお尻を触るような絵にかいたようなセクハラおやじ客がいるのか」とか、
「一流ホテルのはずなのに部屋の中での騒ぎ声が隣室や廊下まで聞こえてくるって防音どうなっているの」とか、
「厨房のバイトを首になった男が何故ホテル内でちゃっかり蛍光灯を取り換える仕事をしているのか」とか、
ぼろぼろ出てくる。
もちろん、遊川和彦はリアリティーの無さなんか百も承知であえてやっているんだと思う。
「いやな人は降りてくださって結構です」というわけだ。
そうだよな、ブレーキの利かなくなったジェットコースターがまだスピードを出さないうちに飛び降りれば怪我程度ですむかもしれない。でもこのまま加速したらそれもならず世にも恐ろしい事態が起きるだろう。うーん、なんだかそれがすごく楽しみ。

先週から始まったドラマ「高校入試」に対してこのブログで「これは一つの実験である」と感想を書いたが、この「純と愛」も実験なのかもしれない。異常に騒々しいヒロインとそれに振り回される周囲の人々の常軌を逸した茶番に視聴者が不快感を抱かずどこまで耐えられるか、という実験だ。
今日の第7回もお客の吐いたゲロをヒロインが掃除するという朝の8時からの放送とはとても思えないシーンがあった。さすがにゲロそのものは見せていないが、それでも祝日の朝、ゆっくりと朝食をとりながらテレビを観ていた善良なる視聴者の皆さんに思い切り不快感を与えたのは確かだろう。
おそるべき実験!
凄いぞ、遊川和彦!


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