「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット 第1話 序章」 マシンの威力

テレビドラマ(海外)「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット 第1話 序章」PERSON OF INTEREST 2011年 製作:J・J・エイブラムス 製作・脚本:ジョナサン・ノーラン 監督:デヴィッド・セメル 出演:ジム・カヴィーゼル マイケル・エマーソン ウィリアム・サドラー 上映時間44分 日本語吹き替え版
雑誌「DVD&ブルーレイビジョン 2012年10月号」付録DVD 2012年9月20日(木)発売・購入 東武ブックス梅島店 定価450円
2012年9月20日(木)鑑賞

冒頭、地下鉄の車内で一人のホームレスの男が若者たちに絡まれるが、瞬時に撃退してしまう。
警察に拘留されたホームレスの男が釈放されると、彼の前に男たちが現れ自動車に乗せられる。
自動車が到着した場所にいたのは、フィンチ(マイケル・エマーソン)と名乗る男でホームレスの男リース(ジム・カヴィーゼル)に仕事を紹介するという。仕事とは、予知された犯罪を未然に防ぐという信じられないもの。

どこかにある謎のマシンが、犯罪に巻き込まれそうな人間を特定し、その人間の社会保障番号をフィンチに送ってくる。そこでリースがその人間の調査・身辺警護を行い犯罪を未然に防ぐべく活動する。
マシンは、国中に設置された防犯カメラの映像、携帯電話などの通信機器の傍受、といったものから得た情報を分析して犯罪予知しているというのが今や荒唐無稽に思えなくてかなりのリアリティーがある。
日本でもここ数年、防犯カメラの映像が決め手となって犯人逮捕につながったという例が報道されているが、このドラマはそれを一歩進めて犯罪予知までやってしまおうというのが実にユニークである。
ただし、「犯罪に巻き込まれそうな人間」は必ずしも被害者ではなく、加害者である可能性もあり、またいつどこでどんな犯罪が起きるかまでは皆目見当もつかない。そこで主人公たちの出番がある、というわけである。

フィンチは、マシンの生みの親であり、資金源であり、「仕事」の指揮官である。それはいいのだが、実働部隊がリース一人だけというのはいいのだろうか。てっきり「スパイ大作戦」ばりのチームプレイが見られると思っていたので拍子抜け。そこがユニークなところなのも確かだが。
まあ、リース一人でも大丈夫なようにめちゃくちゃ凄腕に描かれているので安心か。特殊部隊や諜報機関にいたようなことをにおわせるだけあって頭脳明晰、冷静沈着で格闘術に長け銃器の扱いも手慣れたものでもちろん極めてタフ。悪人に対するユーモアも交えた物言いも実に決まっている。ただし恋人を殺された、という今後につながりそうな暗い側面もちゃんとある。キャラ造形としては完璧。

肝心の第1話のストーリーなのであるが、やっぱり初っ端なので人物紹介や設定の説明とかで尺をとることもあってか事件そのものは割と単純なものにしてある。単純なだけならいいがちょっと安直な気もする。
今回、マシンが一週間以内に犯罪にかかわると予知したのは女性検事補である。これにはちょっとがっくりきた。何の意外性もない。大体、検事補という職業そのものが日常的に犯罪にかかわっているものであり、犯罪者に恨みを買う危険も高い。別にマシンに予知されなくても誰でもわかるよ。手堅くいったのだろうがこれは失敗。
いかにも犯罪にかかわりそうにない人間をこそ扱うべきだった。
一応、捻りはあるものの話的にはありふれた犯罪ものになってしまい、せっかくのアイデアが生かされていない。

主人公が、明らかに人を殺すシーンがあるのだが、あえてはっきり見せないのは何かの規制か。それ以外のシーンでは、主人公はどんな悪人でも足だけを銃で撃つ設定にしてある。よほどのことがないかぎり人を殺さない、ということなのだろうか。
至近距離で銃で足を撃たれたら死なないけれど障碍者になる可能性大だと思うがそれはいいのか。

主人公が、自宅のテレビで見ているモノクロの時代劇はなんだろう。ほんのすこし写るだけなので確信は持てないが、「隠密剣士」のような気がした。


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