「NHKスペシャル MEGAQUAKEⅡ巨大地震 第2回 津波はどこまで巨大化するか」

テレビ(ドキュメンタリー)「NHKスペシャル MEGAQUAKEⅡ巨大地震 第2回 津波はどこまで巨大化するか」制作・著作:NHK 語り:仲村トオル 磯野佑子
2012年4月8日(日)21時~21時50分放送・鑑賞 NHK総合テレビ

東日本大震災から一年。
何故かこのごろ次に起きる地震について取りざたされることが多い。やれ首都直下型地震だとか南海トラフがどうしたとかいう類いのことである。震災前はこんなに露骨ではなかったと思うが、今は何か箍が外れたように研究者や政府がマスメディアを使って危険性を強調し、不安を煽っているように思えてならない。その煽りの意図は何かを注意深く見守っておく必要はあるだろう。

今夜観たこの番組も思いっきり煽って見せている。タイトル通り津波の脅威をこれでもかこれでもかと強調して観る者に衝撃を与え、また楽しませてくれている。
そう、意外に楽しいのである。何だかよく出来たパニック映画が見ているようで。
本当に地震が来たら勿論楽しむどころではないのだが、今の時点では他人事というかフィクションのようで楽しんでしまう。だって今、あわててもしょうがないじゃない。

津波がいかなるメカニズムで陸地に襲いかかるのかを震災以降明らかになったことを含めて検証し、映像でシミュレーションしてみせるのが実に分かりやすい。
また、高知、大阪、横浜、東京といった場所に大きな津波が来たらどんな惨状になるかをなかなかよく出来たCG映像で見せてくれる。実に恐ろしい、と同時に不謹慎ながらなんだかワクワクする。
前にも書いたが、私が住んでいるのは東京の足立区で勤務先は墨田区だ。おそらく東京大震災が起きたらかなり高い確率で命はないだろう。死にたくはないから地震には絶対来てほしくないが、心のどこかでは秘かに待っている気持ちが存在している。矛盾した話だが、正直な話。

実はこの番組のスタッフだって結構楽しみながら作っているのではないか。やけに暗く重々しくあまり聞きやすくはないし、さほど上手いとは言えない仲村トオルにナレーションをやらせて観る者の不安をかきたてるのもその表れだろう。
ラストに外国人の学者が登場し、
「東日本大震災は終わりではなくて次への連鎖の始まりかもしれません」
という不吉な「予言」をするという構成もいかにもなものである。

これだけ煽っても現実にはまたしても想定外の場所で想定外の事態が起きることになるように思えてならない。

東日本大震災の際に津波がハワイ、チリ、南極まで襲ったという映像が紹介されていたのは驚き。全く知らなかったので。でも、考えてみればあれだけの地震と津波なのだから、他国にも影響はあっても不思議じゃない。

来るべき地震に備えて色々防災グッズを買いそろえている私の母が先日、ホイッスルを買ってきた。助けを呼んだりする時のためだそうだ。私は思わず、「映画のタイタニックみたいだね」と言ってしまった。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック