「NHKスペシャル 東日本大震災 映像記録3.11~あの日を忘れない~」

テレビ(ドキュメンタリー){NHKスペシャル 東日本大震災 映像記録3.11~あの日を忘れない~」制作・著作:NHK
2012年3月4日(日)21時~22時放送・鑑賞 NHK総合テレビ

2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災発生。
その瞬間から東日本各地のさまざまな人々がこの未曽有の事態を映像に記録していた。このドキュメンタリーはそれらの映像を集大成し、撮影者や関係者の証言を加えて編集・構成したものである。

既にインターネットやテレビで観た映像もあるが、まったく初めて観るものも多かった。
まずこれだけの貴重な映像が残されていることが一つの驚きである。もちろん、ここで紹介された以外にも膨大な量の映像が存在している。これはあくまでもほんの一部だ。映像機器が高度に発達し、国民に行きわたり、また映像好きな国民性もあってかこれだけのものが撮られたのだろう。プロのカメラマンによるものも含まれるが、むしろ市井の人々によって撮られたものが圧倒的でそれが多種多様にわたり、見事な記録になっている。
不鮮明な画像、稚拙な撮影技術のものもあるが、ここで出て来るものの大半は鮮明な画面と巧みな撮影技術によるものだ。アマチュアの腕が向上したのか、撮影機器の性能が向上したのか。

放映時間60分のこの番組はとにかく徹頭徹尾、衝撃的であり、心を激しく揺さぶる。まことに恐るべき映像である。これらが作りものではなく、すべて本当にあった真実の映像であることが恐ろしい。
人間の英知などというものが、自然の猛威の前にはいかに無力か、ということの証明が映像によってなされたことが恐ろしい。
映像や証言から浮かび上がって来る当日の人々の人間ドラマの恐ろしさ。ほんのちょっとした事が生死を分けた運命の綾というべきもの。避難しようにも避難できなかった過酷な状況。また、避難先の市民会館に津波が押し寄せるという予想だにしない事態。さまざまな人々のさまざまな状況がハッキリと見せられ言葉もない。

ただ、このドキュメンタリーを単なる作品として観て、それで「感動した」とか「衝撃的だった」と感想を抱いておしまい、というわけにはいかない。私はこれらの映像を観て災害時における行動をどうすればよいか、を考える上での教訓としていかなければいけないと思う。
日本という島国に住む者の宿命としてやはり次なる災害に備えなければいけない。いまだに各地で地震が小さいながらも頻発しているのだ、とうてい人ごとで済ますわけにはいかない。
震災以来、私の心の片隅に「不安」という名の生き物が住みついている。どうやらそいつはいなくならないようなのでうまく飼いならしながら日々を送っている。こういうドキュメンタリーを観てしまうとまたそいつは一回り大きくなりそうなので注意しよう。
だが、あるいはこれが正しいのかもしれない。いままでがあまりにも何も考えず能天気過ぎたのだ。不安を友として生きていくことこそ生き延びる道かもしれない。

色々なことに思いめぐらすことができるすぐれたドキュメンタリーであった。

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