「つながる読書術」 なぜ、今こそ読書会なのか?

評論「つながる読書術」2011年 日本 日垣隆著 講談社現代新書 2011年11月20日第1刷発行
2011年11月23日(水)購入 東武ブックス梅島店 定価798円(税込)
2011年11月24日(木)読了

書名に読書術とあるとつい買ってしまう。常日頃からもっと本を効率的にたくさん読みたい、という気持ちを持っていてもなかなかそれがかなえられないので読書のための起爆剤として読書術の本を読んで奮起しようという目論見があるのである。この本も店頭で見かけて即買い求めた。そこには著者である日垣隆への信頼感もあった。過去に彼の本を何冊か読んでいたのである程度の面白さは予想でき、事実かなり面白く読むことができた。

読みやすく分かりやすい文章なので内容がすらすらと頭に入って来るのがありがたい。その内容も他の著者があまり取り上げないようなことがいくつかあり大変興味深い。
特に読書会を開くことを提案しているのが実にユニークだった。普通の読書術の本では読書会の意義だとかノウハウなんて書いてないからためにもなるし、面白いし、自分でも読書会を開いてみたくなった。
もっとも、今から35年くらい前に仲間と読書会をやっていたことがあるので全く新しいことというわけでもない。仲間というのは当時入っていたSFファンクラブの人たち。課題書を決めておいて高田馬場の喫茶店に集まり、和気藹々と喋ったものだった。そうか、あれをまたやるのも楽しいかもしれない。温故知新。
日垣隆の提言は極めて具体的で読書会が陥りやすい失敗を回避する点でも大いに参考になる。

他の部分も色々と刺激を受けるところが多かった。とにかく、読書は数をこなさなければ話にならないし、また読書で得た知識を自分のものとしなければ何にもならないことを痛感させられる。
付箋の使い方も勉強になる。電子書籍についても実際にさまざまな経験を積んで来ている著者ならではの発言に非常に重みがある。

というわけでいい本なのだが、文章に度々(笑)とかが挿入されるのがやや目障り。ユーモアのつもりなのかもしれないが、まるで思い切りはずした「おやじギャグ」のようでちっとも面白くない。これが玉に瑕(きず)。
つながる読書術 (講談社現代新書)
講談社
日垣 隆

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