「偽善系 やつらはヘンだ!」 わたしたちはそろそろ怒ってもいい

評論「偽善系 やつらはヘンだ!」2000年 日垣隆著 文藝春秋 2000年9月10日第1刷 2001年3月25日第6刷
2011年11月28日(月)読了

11年前に出た本なので当然ながら内容的にはかなり古い。この手の時事ネタ評論としては致命的ではあるのだが、それでも著者が問題として取り上げたさまざまなことが、11年たっても一向に進歩がないこともあって、結構面白く読めてしまう。
特に「第三章少年にも死刑を」「第四章裁判がヘンだ!」は、著者の真っ当な怒りが伝わってきてこちらの心を揺さぶり、その主張に大いに共感する。
勿論、著者は真面目一辺倒ではないので、映画「十二人の怒れる男」を突然取り上げて、これが名作などではなくとんでもない迷作であることを論理的に説明し、裁判ネタと絡めてみせる。このあたりの腕前はさすがである。
「第五章さらば二十世紀の迷著たち」では、それまでとは趣向を変えて、過去のトンデモ本を縦横無尽に斬って捨てる。ここもさすがの太刀さばき。フロイト、鎌田慧、小田実、家永三郎、灰谷健次郎、等々。鮮やか過ぎるのでここで斬られた作家たちの本も是非読んでみたくなった。
偽善系―やつらはヘンだ!
文藝春秋
日垣 隆

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