「THE EVENT/イベント 第1話 全ては語られていない」

DVD(テレビドラマ)「THE EVENT/イベント 第1話 全ては語られていない」THE EVENT 2010年 アメリカ
企画・脚本:ニック・ウォーターズ 製作:エヴァン・カッツ 出演:ジェイソン・リッター サラ・ローマー ローラ・イネス ブレア・アンダーウッド イアン・アンソニー・デイル 上映時間42分
DVD&ブルーレイVISION2011年11月号付録DVD 日本語吹き替え版
2011年10月21日(金)鑑賞

話題のアメリカ・テレビドラマ。DVD・BOX発売はこれから(11月~12月)だが、とりあえず第1話を観てみた。

冒頭、画面の映像が乱れ、何やら異常事態が起こっているらしいということが示される。そして、「23分前」というテロップが出てストーリーが始まる。離陸する飛行機の中で一人の男が拳銃をもって、「コックピットに入れさせろ」と要求する。直後、「11日前」というテロップが出て、その男が結婚して新婚旅行に出かけるらしい様子が描かれる。次に、「サイモン・リー」というテロップが出て一人の男が自動車で疾走しながら航空管制塔に飛行機の離陸を止めるように要求する。そのあと、「ショーン・ウォーカー」というテロップが出て男が妻とともに新婚旅行を楽しむシーンがあり、そこでふたりはある出来事に遭遇する。

初めの部分を簡単に書いてみたのだが、要するにスタンリー・キューブリックの名作「現金に体を張れ」(1956年)を嚆矢とするであろう「時間軸を動かしながらストーリーを展開させる」手法を大々的に使っているのである。ちなみに英語ではこの手法、ノンリニア・ナラティヴというそうだ。
この手法、巧く使えば非常に面白くなるのだが、外れればハッタリにしか見えなくなる。たいして新味のない単純なストーリーを誤魔化すためにわざと複雑そうに見せかける姑息な手法にもなりかねない。
その点では、今作は巧く面白く作ってあり、興味を惹きつける。
先に書いたように時間だけではなく登場人物一人ずつにスポットを当ててストーリーを構成しているのもなかなかうまい。「サイモン・リー」「ショーン・ウォーカー」に加えて、「イーリアス・マルティネス」「マイケル・ブキャナン」といった人物が描かれ、クライマックスにおいてそれまでバラバラに見えたそれらの人々の関係性が明示され、大きな盛り上がりを迎える。ジグソーパズルのピースがすべてピタリと嵌り、全体の「絵」が見えて来るときの快感と同じものを感じる。

ラストのアッと驚く展開も面白いし、これはなかなかの傑作になりそう。ただ、「彼ら」が●●●だったなんてのは、あまりにもありふれているのでやめてもらいたい。ともあれDVD・BOX発売を待とう。




THE EVENT/イベント:DVD-BOX1
ジェネオン・ユニバーサル
2011-11-23

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