「ディープピープル 連続ドラマ脚本家」 ありきたりなこと言うな!

テレビ(トーク・バラエティー)「ディープピープル 連続ドラマ脚本家」出演:岡田惠和 中園ミホ 尾崎将也
2011年9月26日(月)放送・鑑賞 NHK総合テレビ

岡田惠和(52歳)、中園ミホ(52歳)、尾崎将也(51歳)という現役バリバリの売れっ子「連続ドラマ脚本家」三人によるトーク番組。ほぼ同年齢であり、互いに面識はあるが、それほど深い付き合いをしているわけでもなさそうでやや距離感を持ちながら、そこそこ和気あいあいというふうな感じでそれなりに話が弾んでいる、そのへんがちょっと面白い。中園ミホが、上から目線の高飛車毒舌トークで話を引っ張ろうと頑張っているのと、それを男二人が少し扱いかねているところも面白い。中園ミホのキャラが自作の「やまとなでしこ」のヒロインのキャラにかぶって見えて来る。

プロ同士のトークだと、どうしても技術論に終始してしまうのが興味深い。間違っても、「私がこのドラマにおいて訴えたいテーマ」とかが語られることはない。また、その技術論も各人バラバラでまさに自己流なのが良く分かる。時間配分まできちんと割り出して緻密にプロットを組み立てる人もいれば、結末が自分でも分からないまま書き出していく人もいる。アイデアの発想法やスランプの脱出法にいたるまでそれぞれが違う。
ちなみにスランプ脱出法では中園ミホの例が、あまりにも身も蓋もないところが可笑しい。脚本の執筆中に息詰まると、自分のそばにそのドラマのギャラに相当する札束を積んで自らを鼓舞するのだという。何とも生々しい。

作品のテーマなどはどうでもいいが、ドラマを書く上でのさまざまな制約というかタブーについて触れてもらいたかったがそれはなかった。現役の人気脚本家たちにはまだそういう発言はできないのか。その辺が物足りない気がした。

過去のドラマの中で影響を受けた作品をそれぞれがあげるところで、山田太一の「早春スケッチブック」が取り上げられているのが面白い。この年代の脚本家にいかに山田太一という存在が大きいか如実に分かる。
「山田太一になりたくて脚本家になった」という岡田惠和、「細胞の中に入っている」という中園ミホ、「自作の『白い春』は『早春スケッチブック』と同じだ、と気づいた」という尾崎将也、ここだけ三人が三人ともに意見があっている。
山田太一、凄い。
「早春スケッチブック」観てないんだよなあ、これは是非観てみなければ。
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