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zoom RSS 「世界侵略:ロサンゼルス決戦」 海兵隊よ、永遠なれ

<<   作成日時 : 2011/09/23 05:52   >>

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映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」WORLD INVASION BATTLE LOS ANGELES 2011年 アメリカ 配給:ソニー・ピクチャーズ 監督:ジョナサン・リーべスマン 出演:アーロン・エッカート ブリジット・モイナハン ミシェル・ロドリゲス 上映時間116分 日本語字幕版
2011年9月19日(月)鑑賞 TOHOシネマズ西新井スクリーン7 10時30分の回 座席C−5 入場料1800円(当日券)

ある日、異星人の宇宙船が地球に大挙襲来し、地球の大都市は次々に攻撃を受けて陥落する。ついに残るはアメリカのロサンゼルスだけになった。アメリカ軍は、全戦力を集結して人類の存亡をかけた最後に闘いに挑むのであった。

というようなストーりーの映画かと思っていた。映画館でさんざん見せられた予告編からそんな内容であるような印象が植え付けられた。何しろタイトルに「ロサンゼルス決戦」とあるのだから、誰だって決戦だと思うじゃないか。でも、ちがうんだなあ、これが。観てみてビックリとはこのことである。
非常にスケールの大きな話では全くなくてこじんまりとした話に仕上がっている。
話の中心になるのは、アメリカ海兵隊の少人数の部隊であり、彼らに課せられた任務というのが、異星人に襲撃され危険地帯と化した地域に取り残された数人の民間人を救出する、というもの。人類と異星人の雌雄を決する戦いでもなんでもない。予告編と全然ちがうじゃない。何だかだまされた気分。でも、割と立ち直りが早いのでこれはこれでアリとして、結局楽しく観てしまった。戦争映画における「局地戦」ものの異星人ヴァージョンとして観れば結構よく出来ていて面白い。
ついでに書いておくと、もう一つタイトルにある「世界侵略」のシーンは、劇中のテレビで映るニュース映像の中にしか出てこない。思い切り端折っちゃった感じ。

SF映画としては、とくに目新しい部分はない。異星人の造形もありきたりだし、彼らが乗ってきた宇宙船や使用する兵器も取り立ててアッと驚くものはない。強いて言えば、彼らの地球侵略の目的が「水」にあるらしい、というのがちょっと珍しいかな、という程度。所謂SFにおけるセンス・オブ・ワンダーはまるでない。
あくまで戦争映画として楽しむべきだろう。

それにしてもこんなにストレートに海兵隊およびその隊員を賛美する映画であることに少し驚いた。そこには何の屈折も自虐もない。未知の力を有する異星人によって圧倒的に劣勢に立たされても決して怯まず、民間人を助けるためなら自己犠牲も厭わぬ献身的精神と不屈の根性を高らかに謳いあげている。
映画の冒頭から終始一貫して海兵隊の視点からストーリーが作られているのも大きな特徴であろう。民間人の視点はないのである。民間人はあくまでも助けられる存在としてしかない。
第二次世界大戦中のアメリカの所謂「戦意高揚映画」というのは数本しか観ていないが、なんだかああいう映画に先祖がえりしたような印象を受ける。ただ、昔の映画はもっとメロドラマティックな紆余曲折があったりしたように記憶しているが、この映画はそういう側面は少ない。
一応、この手の映画のお約束的に上官と部下の間に過去のいきさつからのわだかまりがあり、それが描かれるのだがあまりドラマ的に盛り上げられることもない。「お約束だから、入れときましたね」程度。昔だったら、主人公の軍曹(アーロン・エッカート)と民間人の女性獣医(ブリジット・モイナハン)が恋に落ちて云々というようなラブな見せ場もあったろうにそういうのもまるでなしで素っ気ない。作り手がそいうことに興味がないのだろう。
そのおかげでというべきか、大部分のシーンが海兵隊員と異星人の壮絶な戦闘シーンであり、これでもかとばかりに描かれる。その映像は最近の流行りなのか粒子の荒い映像でドキュメンタリーを観ているような臨場感を醸し出す。圧倒されるし面白いけれど眼も疲れる。

これだけ激しくドンパチやるのを観ても割合すんなりと受け止められるのは敵が異星人だからだろう。同じ人間同士の戦闘ではこんなに気楽に観ていられない。こんなにストレートな海兵隊賛歌も作れない。
次はぜひ、水資源欲しさに地球にやってきた異星人の視点からみたストーリーを作ってほしい。


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