「V ファーストシーズン 第1話」 われらは常に平和とともに

DVD(テレビドラマ)「V ファーストシーズン 第1話」V 2009年 アメリカ 企画・原案:ケネス・ジョンソン 原案・脚本:スコット・ピータース 監督:イブ・シモノー 出演:エリザベス・ミッチェル モリーナ・バッカリン スコット・ウルフ ローラ・ヴァンダーヴォート 上映時間47分 日本語吹き替え版 DVD&ブルーレイビジョン2011年8月号付録DVD

あなたは、JFKが暗殺されたとき、どこにいましたか?
あなたは、9.11のとき、どこにいましたか?
あなたは、きょうの朝、どこにいましたか?
                   (冒頭の字幕より)

往年のテレビシリーズ「V」のリメーク版。レンタルビデオ黎明期に登場した旧作は、文字通りビデオ界を席巻したと言っていい。御多分にもれず、私もかなり熱中して観ていた記憶がある。「DVD&ブルーレイビジョン」の記事によると、旧作のレンタル開始は1987年11月だということだから、もう24年も前なのか。もちろん、DVDやブルーレイなどないビデオテープの時代のことだ。
そのリメークとあれば興味をそそられる。とりあえず第1話を観てみた。

ある日、突然、地球上のさまざま都市の上空に巨大な宇宙船が出現する、というオープニングから前置きなしに展開するストーリーがなかなかに小気味いい。
その宇宙船から降り立った謎の異星人、通称ビジターは極めて友好的な態度で地球人に接する。多くの人々はそれを歓迎するが、中には猜疑心を抱くものもいた。そんな者たちが秘かに集会を開いていたところ、何者かに襲撃される。やがて、少しずつ明かされるビジターの衝撃の真実。
第1話47分は、とにかくストーリー展開が速くて飽きさせない。もうすでにビジターに対するレジスタンスの動きが出て来るのは、いささか急ぎ過ぎではないか、と思っていると、なんとビジター側にも反逆者がいることが分かって来る。実は、ビジターは今回が初めてではなく、何年も前から先発隊が人間社会に潜り込んでいたのだ。その先発隊の中で仲間を裏切り、人間に味方するものがいる。とまあ、そんなところまで第1話で描いてしまう。もったいぶらないのは大いに結構。だが、どんどん進み過ぎてちょっと軽く感じられてしまうのは痛し痒しか。
ファーストシーズンのDVD・BOXは、すでに発売済みだが、さてそれを買ってまで続きを観たいかというとそれほどではない。レンタルは嫌い。
24年前と違って、レンタルビデオ屋に行くという習慣がなくなりすっかりセル専門になってしまったのがこの期間の自分自身の変化と言えようか。

JFKが暗殺されたとき、生まれていなかったという人が多いんじゃないかな、日本もアメリカも。ちなみに私は生まれていた。テレビでニュースを観た記憶がある。感想?覚えてないな。

都市の上空に異星人の巨大宇宙船が浮かんでいる、というのは映画「インデペンデンス・デイ」でもろに真似されていた。よほど悔しかったのか、この新「V」では、「インデペンデンス・デイ」を悪く言うセリフがある。まことに大人げない。それを言ってしまえば、そもそも、「V」だってA・C・クラークの「幼年期の終わり」を真似しているじゃないか、という話になってしまう。(注1)
まあ、今となってみればありふれたものになってしまったのだが。

(注1)「正直に認めよう。もし登場人物たちが会話のなかで私の作品に触れていなかったら、『V』の初回を見るなり私は怒りで爆発していたに違いない。だが、そこで思い出したのだ。シオドア・スタージョンが私より前にそのシーンを書いていたことを。1947年に━そう、なんと47年だ!━スタージョンは忘れがたいタイトル━と結びの一文━を持つ作品を発表した。『空は船でいっぱい』。(A・C・クラーク「幼年期の終わり」まえがきより 光文社古典新訳文庫13ページ)

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