「魔法少女まどか☆マギカ 第10話・第11話・第12話(最終話)」 ルールを書き変える

テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」
第10話「もう誰にも頼らない」・第11話「最後に残った道しるべ」・第12話(最終話)「わたしの、最高の友達」
脚本:虚淵玄 絵コンテ:笹木信作 伊藤智彦 演出:八瀬祐樹 渡邊こと乃 宮本幸裕 声の出演:悠木碧 斎藤千和 喜多村英梨 水橋かおり 野中藍 加藤英美里
2011年4月21日(木)27時~28時30分放送 TBSテレビ系
2011年4月22日(金)鑑賞

東北大震災の影響で放送が延期されていた第10話・第11話・第12話(最終話)が、まとめて放送された。まさに待望の放送であり、また内容も期待にたがわず非常に面白かった。近来稀にみる大傑作であると思う。

しかし、それにしてもこのアニメの第1話を観た時にこのような結末を想像することは不可能だろう。こんなにあらぬ方向に突き進むとはまさに想定外である。
ただ、これをSFとしてみれば結構王道的な話と言えるのではないか。別に奇を衒ったひねくれたストーリーとは思えない。特にこのラスト3話は、いかにもなSF的アイデアをいくつも盛り込んでたっぷり楽しませてくれた。
並行世界、時間の改変、宇宙から来た知的生命体による人類への干渉、と来て極めつけは、宇宙のルールの書き変えというとんでもない大技にまで至る。久々にSFらしいSFを観たという感じである。
それでいて可愛い絵柄のキャラのおかげもあって、どこか甘く優しいムードが漂っている。背景や魔女の描写が無機質だったりおどろおどろしかったするので、この上、登場人物までむくつけき男たちだったりしたらしんどくてとても観ていられないだろう。蒼樹うめのキャラクターデザインの勝利だと思う。

単純なハッピーエンドとはいかないが、どこか観るものをほっとさせる後味の良さがある。書き変えられた世界でもまだ闘いは続く、という終わり方もなかなかうまい。

映画賞のように助演賞をあげられるなら、文句なしにキュゥべえに。底知れぬ恐ろしさと同時にどこか不思議なユーモアのセンスがあるキャラだ。アニメ史に間違いなく残る怪キャラと言えよう。

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