「アメリカン・パイ」 お父さんの性教育講座

DVD(映画)「アメリカン・パイ」AMERICAN PIE 1999年 アメリカ 配給:ユニバーサル映画 監督:ポール・ワイツ 脚本:アダム・ハーツ 出演:ジェイソン・ビッグス クリス・クライン トーマス・イアン・ニコラス エディ・ケイ・トーマス タラ・リード シャノン・エリザベス ミーナ・スヴァーリ アリソン・ハニガン ユージン・レヴィ クライド・クサツ 上映時間95分 DVD発売:ポニー・キャニオン DVD内容:本編+映像特典 字幕スーパー版・日本語吹き替え版
2010年8月30日(月)字幕スーパー版鑑賞

毎度お馴染みアメリカ映画お得意の青春セックスコメディの一編。卒業を間近に控えたハイスクールの男子生徒4人が、童貞も卒業すべく「協定」を結び、悪戦苦闘するというこの手の映画の王道ストーリーである。
初めて観たのだが、一生観なくても構わないような映画だった。

下ネタ満載のバカ・エロ映画なので気軽に笑い飛ばして観ればいいのだろうが、残念ながら一部分を除いてはまるで笑えなかった。笑えないうえに何だか不快感が残った。
そもそも話の核になる4人の男子がまるで魅力がないどころかちょっと気持ち悪いのである。こういうキャラには感情移入して観られないと非常に辛いものがあるのだが、4人のうち一人として好きになれなかった。主役格のジェイソン・ビッグス、クリス・クラインは出番が多いが、生理的にどうも駄目だった。
ストーリー展開がありきたりなのはしょうがないのだろうが、やたらやりたい一心で発情しまくっていた4人が、結局は「真実の愛」に目覚めるという思い切り陳腐な展開にガックリする。どうせバカ・エロ映画ならそれをとことん貫いてアナーキーな方向に持っていけばまだ面白かったものをどうして綺麗にまとめようとするかな、残念だ。
残念と言えば、相手役の女子生徒の皆さんも何だか残念な感じ。男子に合わせちゃったのかまるで魅力がない。「アメリカン・ビューティー」でとてもよかったミーナ・スヴァーリにしてからが、ここではちっともよくない。不思議なくらいだ。

肝心要の下ネタも色々工夫してはいるのだが、おおむねつまらない。11年と言う時の流れのせいか、インターネットで生中継のくだりはやけに古臭く感じたし、ビールに●●というのはエロよりグロに感じた。オランダ伝来でハイスクールで代々受け継がれてきた性の奥義書なんてのは面白いが今一つ生かされず。人妻に誘惑される場面で「ミセス・ロビンソン」の曲が流れたのには呆気にとられた、ベタすぎて。

徹頭徹尾ダメな映画かといえばさにあらず、唯一思わず声に出して爆笑したところがあった。それはジェイソン・ビッグスのパパ役のユージン・レヴィの登場シーンである。
思春期の悩める息子とコミュニケーションを図ろうとするパパの真面目さがひどくピント外れでひたすら可笑しい。性教育のつもりなのか、息子の部屋に「ハスラー」などの雑誌を持ち込んで、事細かに女性の●●の説明をするくだりは笑い転げてしまった。キャラも最高だが、演じるユージン・レヴィが抜群に上手い。この映画の救世主である。
息子がアップルパイを●●●●に見立てて、●●●を挿入するというエロ・グロシーンもユージン・レヴィのリアククションで面白くなっている。

結局はユージン・レヴィを観る映画であった。

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