「女の好きな10の言葉」 わかんなーい! かわいーい! すごーい!

エッセイ「女の好きな10の言葉」2010年 中島義道著 新潮社 2010年5月25日発行
2010年8月8日(日)購入 BOOK・OFFパサージオ西新井店 価格700円
2010年8月14日(土)読了

残念。それほど面白くなかった。アブノーマルな中島義道を期待して読むとちょっと失望する。本当は中島義道は、女に興味も関心もないのではないか。なんだか読んでいて「熱意」があまり感じられなかった。
そもそもこの本は、既成の小説や映画、オペラ、歌謡曲からの言及・引用が多い本である。そういったもののガイドブックとして読めばそこそこ楽しめはするのだが、それ以上の感銘とかは受けなかった。まあ、中島義道がどんなものに興味があり、それらに対してどのような感想を抱いているのかを知ることができたのは収穫と言っていいかもしれない。太宰治が嫌いであるとか、倉橋由美子への辛口の評価とかはなかなかに興味深かった。さすがによく読んでいるし、よく観ている。その点は大いに感心した。
ただ、肝心の中島義道自身の女性観が案外平凡に思えて今一つ物足りない。中島義道にはもっと変な人でいて欲しい、当たり前のことなんか書かないで欲しい、という願望が僕のなかにあるせいか何だかありきたりに感じて嫌なのだ。
唯一、188ページから192ページにかけての「車内で化粧する女の撃退法」の中身が、本当に酷くてまさにアブノーマルな中島義道の面目躍如となっていて度肝を抜かれるし、面白い。しかし、ここまでやると本当に犯罪だ。凄い人である。僕にとって絶対に知り合いになりたくない人ナンバーワンは中島義道だ。

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