「ドブロクの唄」 たちいかなくなりました

エッセイ「ドブロクの唄」2008年 松尾スズキ著 新潮社 2008年4月20日発行
2010年5月19日読了

初出
ブログ「松尾スズキのズルズル日記 ドブロクの唄」
2006年1月~2007年12月掲載

再読。のはずなのだが、見事に内容を覚えていない。2年前、発行と同時に買ってすぐ読んだはずなのに。またしても自分の記憶力に疑念と不安を抱かずにはいられない。
でも、ものは考えようかもしれない。だってどんな本も初読の新鮮な気持ちで読めるわけだから。まあそういうことにしておこう。

先日、この本の続編にあたる「俺はモテても困らない」を読んですごく面白かったのでこっちも読んでみることにした。だが、見事につまらない。まことにしょうもないことしか書いていない。中身が薄い。これじゃ読んでもすぐ内容を忘れてもやむなし、という感じである。「俺はモテても困らない」は結構身につまされる部分もあり、このブログでも「名著」とまで持ち上げたくらい良かったのだが、この違いはなんなのだろうか。
思うに原因としては松尾スズキの個人的な事情があるのではないか。この本の日記が書かれた時期は、松尾スズキにとって波乱万丈の日々だったようだ。離婚、体調不良による休養などがあり、とても面白おかしい日記を書いていられなかったのだろう。何よりも、書きたくても書けない諸事情が色々あることは傍目からも窺える。
もともとの発表媒体がインターネットのブログというのも問題があったのかもしれない。単行本を買って読む人の数に比べると、ブログにアクセスする人の数は途方もないものである。しかもどんな人間がアクセスするか全く分からない。世界に向け情報発信する怖さがある。

この時期の悪戦苦闘があってこその「俺はモテても困らない」があるのだと思えば、この本もそれなりの価値があるような気がしてくる。






ドブロクの唄
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