「涼宮ハルヒの消失」 短すぎるスカート、長すぎる脚、大きすぎるオッパイ

アニメ「涼宮ハルヒの消失」2010年 配給:角川映画 クロックスワークス 原作・脚本協力:谷川流 総監督:石原立也 監督:武本康弘 脚本:志茂文彦 原作イラスト・キャラクター原案:いとうのいぢ キャラクターデザイン・超総作画監督:池田晶子 声の出演:平野綾 茅原実里 杉田智和 後藤邑子 小野大輔 桑谷夏子 松岡由貴 白石稔 松元恵 あおきさやか 上映時間163分
2010年2月6日(土)公開
2010年4月8日(木)鑑賞 池袋サンシャインシネマ5番館 10時40分の回 座席C-10 入場料1800円 パンフレット1000円

映画を観るときは、なるべく予備知識なしで白紙の状態で観たい。詳しい粗筋や既に観た人の感想などを極力見ないようにして映画館に行き、映画と対峙したい。まあ、そういつもうまくはいかないのだが、今回の「涼宮ハルヒの消失」に関しては本当に白紙に近い状態で観ることができた。それが非常に良かった。
何しろ「涼宮ハルヒの消失」というタイトルを「りょうみやはるひのしょうしつ」だと思い込んでいた位だから本当に何も知らなかったのだ。池袋サンシャインシネマの窓口で当日券を買う時も思い切り、「りょうみやはるひ下さい」といってしまい、席に座り映画が始まってクレジットタイトルが出てから初めて知った、「りょうみやはるひのしょうしつ」ではなく「すずみやはるひのしょうしつ」であることを。ああ恥ずかしい。
そもそも原作がマンガなのか小説なのかも知らなかった。本屋では確か両方を見かけた記憶があるがどちらが先かが分からない。そのうえ、これがどんな話なのかも全く分からない。

そんなわけで映画を観はじめてもなんだか普通の学園ラブコメみたいな展開なので、「ああそういう映画なのか」と思った。そして、ハルヒという女の子がやたらにクリスマスイブのパーティの準備で一人盛り上がっているので、「ああ、そうかクリスマスイブのパーティが何度も何度もエンドレスで繰り返されるというストーリーになるのだな。」と予測する。しかし、その予測を裏切り、上映から30分後(腕時計を見た)、思いもよらない(でもSFではありがちな)展開になり、これが日常を描いたアニメではなくSFなんだとやっと気付いた。前振りが長いよ。でもそのあとがもっと長い。このアイデアとこのストーリーで163分というのは物凄く長い。もっとてきぱき展開させれば、60分は短くできるだろう。でも、観ているとこの長さが凄く気持ちよいのだ。平日の観客の少ない映画館の前から3列目でゆっくりまったりリラックスして観るとこのアニメのテンポが心と体にしっくりきてしまう。

ある日突然、不思議な事態に巻き込まれた主人公キョン(声・杉田智和)の心の動きと行動を本当にじっくりゆっくりと描いていく。その描写の積み重ねが実にいいのである。ちっとも退屈しないのだ。
先に書いたように僕はこのハルヒというアニメについてまるで知らない。当然ながら登場人物についてもどんな人物かまるで知らない。キョンも涼宮ハルヒ(声・平野綾)も朝比奈みくる(声・後藤邑子)も長門有希(声・茅原実里)も古泉一樹(声・小野大輔)も朝倉凉子(声・桑谷夏子)もどんなキャラで過去にどんな出来事があったのかも知らない。従ってこのアニメを熟知してお馴染みのキャラを観に来た人たちとはまるでスタンスが違う。そんな僕でも楽しく観られたのは、作り手が非常に親切だからだ。
初めて観た人にも分かりやすいように実に親切丁寧にキョンが一人一人のキャラについて説明してくれる。なんて優しいだろう、感激してしまった。
初心者の僕は女性キャラの顔がどれも同じに見えて判別ができなかった。ハルヒもみくるも有希も朝倉もみんな丸顔でロリータ顔で瞳が大きくて、ついでに信じられないほどスカートが短くて脚が長い。でも、大丈夫、ちゃんとキョンが女性キャラが現れるたびに名前を呼んでくれるから間違えない。凄く親切。
ストーリーの核になるアイデアについても非常に詳細に分かりやすく説明がある。つまり今、キョンがいる世界はパラレルワールドなのか改変された世界なのか二つの可能性が示唆され、説明されるのだ。ここもまことに親切。
普通、説明台詞が続くとだれるものなのだが作品のテンポのせいかまるでだれずに自然に受け止められる。

非常に大きな異変が世界に起きているのに展開されるのは仲間内の小さな出来事。これがなんだか胸にしみてとてもよかった。こういう青春を送りたかったな、と切なくなってきた。山田洋次の「おとうと」でも感じたことなんだが、こんな風に自分のことに引き寄せられるのが日本映画の良さだ。

押井守の「うる星やつら・ビューティフルドリーマー」をもう一度観直してみたくなった。

SFとしてのアイデアはもはやありふれているといえるものだが、生かし方次第でこんなに面白くなるものかと思った。

好きな女性キャラは長門有希。朝比奈みくるの大きすぎるオッパイにも感激した。

傑作。早くも今年のベストワン候補。



涼宮ハルヒの憂鬱
楽天ブックス
角川文庫 角川スニーカー文庫 著者:谷川流出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:文庫ページ数

楽天市場 by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック