「ヒッチコック劇場・指」 南から来た男

DVD「ヒッチコック劇場」第四集2
「指」MAN FROM THE SOUTH 原作:ロアルド・ダール 監督:ノーマン・ロイド 出演:ピーター・ローレ スティーヴ・マックイーン ニール・アダムズ
2009年12月31日(木)鑑賞

数日前、「ロアルド・ダール劇場 予期せぬ出来事」というDVDでロアルド・ダール原作の「南から来た男」を観たので今度は、「ヒッチコック劇場」版の「南から来た男」を観てみた。ちなみに邦題は「指」。初見である。

うーん、これはとにかくピーター・ローレという役者をみる作品であった。容貌魁偉で小柄で肥満気味なこのひと、一度見たら絶対忘れない強烈な個性の持ち主である。幼児の持つ残酷さと老人の持つ狡猾さを兼ね備えた妖しさがひしひしと伝わってくる。つまり、「南から来た男」を演じるにはこれほど適役はいないということである。異常な賭けを持ちかけて他人を追い詰める執拗さも凄いが、それを妻に止められて子供のように拗ねるさまもまた凄い。
こういうひとは役者として使いこなすのは大変だろうと思う。尋常でないほど個性的すぎる。
対する若者役にスティーヴ・マックイーンというのも実に豪華なキャスティングである。精悍な顔立ちがこれまた強烈に印象に残る。まだこのころは駆け出しのころだろうが、のちのスターの片鱗が既に窺える。
ちなみに共演しているニール・アダムズとはのちに結婚している。

で、話の出来栄えだが、かなり良く出来ている。賭けを中止させられたマックイーンがもう一度やってみるとうまくいかない、というシーンを入れたのが巧い。ただ、やはりこのオチはよくない。映像に馴染まないオチなのか。小説で読むと悪くないのだが、映像だとどうしてもちゃちに見えてしまう。興味深いことだ。

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