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zoom RSS 「丘の上の向日葵」

<<   作成日時 : 2009/04/04 00:18   >>

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小説「丘の上の向日葵」1989年 山田太一著 新潮文庫1992年2月25日発行
2009年4月3日読了

この世のものではない女性たちを描いてきた山田太一が現実の生身の女性を描いた。だがこの女性もまた一種のモンスターである。姿かたちがではなく、彼女の考え方というか心のありようがどこか歪んだものに見える。結婚はしない。だが子供は産む。男とは関わらない。一夜限り。そんな女性と一度だけ行きずりの関係を持った男の前に19年後女性が現れて事実を告げる。一度だけの関係で生まれた子供が18歳でしかも事故で身体障害者になったと・・・。なんという理不尽な話だ。そして山田太一は理不尽な話が大好きだ。
男の預かり知れないところで子供を産み育てていて、「助けがほしくなったの。」と突然現れる。自分勝手極まる話だが、男は翻弄されつつも喜びを感じてしまう。何故か?その女性が美人であり魅力的だからだ。なんとも身も蓋もない話だ。妻も娘もある男の日常は次第に崩れていくのだが、よくあるホームドラマのルーティンはあえて外すような展開になる。そのへんのオフビートな感覚を楽しむ小説なのだ。
女性の存在が妻子にばれてからのストーリー展開の巧さはさすがだし、意外性もある。女性の持つ怖さ、不可解さが垣間見える終盤もいい。妻と娘の心の揺れの描き方も面白いし、彼女たちにも奥深い怖さが潜んでいるのが感じられる。ファンタジー三部作のような派手さはないが結構じっくりと読まされる作品だ。





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