完璧な卵

アクセスカウンタ

zoom RSS 『鋼の錬金術師 完全版 第1巻』 君のような勘のいいガキは嫌いだよ

<<   作成日時 : 2017/12/02 15:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

マンガ『鋼の錬金術師 完全版 第1巻』2001年〜2010年 日本 荒川弘(あらかわ ひろむ)著 スクウェア・エニックス 2011年6月22日初版 2013年9月4日5刷
2017年12月2日(土)購入
2017年12月2日(土)読了

(注意!)ネタバレあり

恥ずかしながら、今まで一度も読んだことがなくて、どんな内容の作品かという知識もなくて、ただ、実写映画化されたので、読んでみるかという気分になって、買って読んでみた。

面白い。面白い。今まで読まなかったのを反省したくなるほど面白い。

錬金術師を主人公にしたファンタジーというのが、ユニークでいい。錬金術師というと、長い髭を生やした老人のイメージがあるけれど、この主人公はまだ少年と言っていいくらいの年齢。しかし、おぞましい体験を経ているので、そこら辺の大人よりもずっと老成している。
主人公の「鋼の錬金術師」エドワード・エルリックと弟アルフォンスは、亡き母を錬金術によって甦らせようとして、失敗した。その代償に、エドワードは片手片足を失い、金属の義手・義足になり、アルフォンスは肉体がなく魂だけで、鎧の体になった。どこかの悪い奴にやられたわけではなく、あくまでも自分たちの失敗、いわば自業自得によるもの。これもユニーク。そして、二人は、もとの体になるための力を得るために旅をする。
「早く人間になりたい」という『妖怪人間ベム』のベム、ベラ、ベロや、魔物に奪われた自分の人体のパーツをとり戻そうとする『どろろ』の百鬼丸に繋がるキャラという感じ。

エドワードとアルフォンスのキャラ造形が上手い。如何にも良く出来たマンガのキャラで、見た目の良さがある。内容的に結構残酷なシーンもあるのだが、作者の絵の良さと云おうか、そんなにグロテスクに見えない。王道の少年マンガという感じもする。主人公兄弟の目的は、あくまでも自分の体を元に戻すことで、別に正義のためとか、人々のためというわけでは決してないのだけど、結果的に人々を助けてしまうこともある。
もっとも、第1話・第2話で登場した教祖様の悪事を暴いて解決し、村は平和と思いきや、第6話では、どうやらその村は崩壊したらしい。教祖様よりもっと上の悪い奴のお蔭で。その辺の毒が面白い。

放浪の旅で色々な町や村を訪れるという構成になっていて、それぞれに趣向を変えているのも上手い。活劇的な話もあれば、同じ錬金術師の男の許されざる悪行を描くシリアスな話もある。されには、錬金術師を殺し続けている謎の男も登場、話も盛り上げる。

ちなみに、よくネットなんかで目にする、
「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
というセリフは、この作品が出典だったことを初めて知った。
207ページ「第5話 錬金術師の苦悩」より。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『鋼の錬金術師 完全版 第1巻』 君のような勘のいいガキは嫌いだよ 完璧な卵/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる